生涯学習講座パンフレット2024
- ページ: 4
- 中央大学クレセント・アカデミー2024年度開講記念公開講座
参加
無料
2024年NHK大河ドラマ「光る君へ」で注目の源氏物語
源氏物語のいろはと深み
─ 愛執の罪 ─
中央大学名誉教授 池田
和臣
Ikeda Kazuomi
4月13日(土)11:00∼12:30(10:30開場)
日時
2024年
会場
中央大学 駿河台キャンパス 4階 大ホール(定員140名)
受講料無料・事前予約不要/当日直接ご来場ください。
※満席の場合は立ち見となることがございます。
講師紹介
いけだ かずおみ
東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。
博士(文学)
著書に『源氏物語生々流転』(武蔵野書院)、
『古筆資料の発掘と研究―散りぬるを―』(青簡社)、
『逢瀬で読む源氏物語』(アスキー新書)、
『飯島本源氏物語(一∼十)』笠間書院など。
『旺文社国語辞典』編者。
公益財団法人五島美術館理事
公益財団法人独立書人団評議員
一般社団法人書芸文化院理事
源氏物語は何を描こうとした物語なのでしょう。天皇の子として生まれながら、かつ天
皇の器をもちながら、天皇家から臣籍降下された光源氏、この光源氏はなぜ不道徳な恋
愛をくり返すのでしょう。中でも、継母藤壺に密通をはたらき罪の子が生まれ、その源
氏の子が天皇になってしまうのは、なぜなのでしょう。なぜ沢山の恋愛遍歴をする光源
氏なのに、子供は三人しかできないのでしょう。なぜ、最愛の妻紫上との間に子供がで
きないのでしょう。なぜ、光源氏が死んだ後まで物語は続くのでしょう。なぜ宇治の大
君は結婚拒否の女君になり、最後の女主人公浮舟は出家してしまうのでしょう。これら
の疑問を考えることで、源氏物語の深みに降りて行こうと思います。
遠方の方もご視聴いただけるようオンライン配信(ライブ配信)も予定しており
ます(詳しくは3月中旬以降クレセント・アカデミー公式WEBサイトにご案内を
掲載いたします。)
中 央 大 学 クレ セ ント・ア カ デ ミー 所 長 ご あ い さ つ
学びは楽しく、学びがある人生は楽しい!
中央大学クレセント・アカデミー所長
佐藤 信行
Sato Nobuyuki
中央大学は、2025年に創立140周年を迎えます。
1885年「英吉利法律学校」として創立された中央大学は、開学当初から社会に開
かれた学校でした。英吉利法律学校は、日本法の近代化のためにイギリス法を範とす
る教育研究を行うことを目指した学校ですが、開校と同時に、遠隔地にいて通学する
ことができない人々を対象として「校外生」という制度を創設し、自習教材として利
用できる『講義録』の送付をはじめたのです。これは、現在の法学部通信教育課程の
源流であると同時に、社会人の学びの場であるクレセント・アカデミーの源流でもあ
ります。
そこから139年目となる2024年、クレセント・アカデミーでは、多摩と駿河台の
2つのキャンパスでの対面講座と全国・全世界から参加いただけるオンライン講座を
ご用意して、受講生の皆さまをお迎えします。教材を読む自習から、対面・オンライ
ン講座と形は変わりましたが、様々に社会の中で活動する人々に対して、学び続ける
場をご提供することが私たちの使命である、という考え方は変わりません。今年度も、
多摩と駿河台の2つのキャンパスで多くの講座を開講いたします。是非、様々な学び
と人との出会いの入口を掲載したこのパンフレットをご活用いただければ幸いです。
世代を超え、国境を越えて、学びは楽しく、学びがある人生は楽しい! 私たちは、
そう確信しています。自己啓発の場として、親子のチャレンジの場として、豊かな人
間関係構築の場として、どうぞ、中央大学クレセント・アカデミーをご活用ください。
心よりお待ちしております。
2
さとう のぶゆき
中央大学法科大学院教授、副学長
中央大学法学部卒業。中央大学大学院法学研
究科博士後期課程中退後、釧路公立大学等を
経て現職。博士(法学・中央大学)、日本カ
ナダ学会理事・元会長、比較法学会理事、日
米法学会評議員。
- ▲TOP