生涯学習講座パンフレット2024
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- 講座名/講師/プロフィール
内容
ゆっくり読み返す源氏物語
いけ だ
池田
かず おみ
和臣
中央大学名誉教授
曜日/時間/回数/日程/受講料
〈駿河台〉講座コード 12011
ゆっくり読み返す源氏物語
真木柱巻を読み進めます。玉鬘をめぐる求婚譚は、髭黒による玉鬘略
奪という意外な形で決着します。髭黒の北の方は、六条院の玉鬘に通う
髭黒に香炉の灰を浴びせかけ、北の方の父式部卿宮は、北の方を子供た
ちともども自邸に引き取ることにします。姫君は父髭黒に別れの挨拶を
しようとするが、髭黒は姿を現さず、姫君は別れの歌を寝殿の柱の干割
れにはさんで立ち去ります。年明けて玉鬘は尚侍として参内しますが、
冷泉帝の玉鬘へ恋情を危惧する髭黒は、口実をつけて玉鬘を自邸に退出
させます。やがて玉鬘は髭黒の子を出産し、実父内大臣も満足します。
かくして、玉鬘十帖は終わることになります。
東京大学大学院人文科学研究科博士課程
対象
初級者から上級者まで
中退。博士(文学)
。著書に『源氏物語生々
流転』
(武蔵野書院)
、
『古筆資料の発掘
テキスト 『源氏物語(四)』 岩波文庫 岩波書店
と研究―散りぬるを―』
(青簡社)
、
『逢
基本的には(四)になりますが、講座案内に記載のある「巻
瀬で読む源氏物語』
(アスキー新書)
、
『飯
(テーマ)」が入っているものを初回までに各自で準備して
島本源氏物語(一∼十)
』笠間書院など。
ください。レジュメも配布します。
『旺文社国語辞典』編者。公益財団法人
五島美術館理事、公益財団法人独立書人 ◆定員:30 名
団評議員、一般社団法人書芸文化院理事。
春期 6 回
4 / 26、5 / 10、
5 / 24、6 / 7、
6 / 21、7 / 5
◆受講料(税込)17,160円
秋期 7 回
9 / 13、9 / 27、
10 / 11、10 / 25、
11 / 8、11 / 22、
12 / 6
◆受講料(税込)19,690円
〈駿河台〉講座コード 12711
『百人一首』を味読する
よし の
野
とも み
朋美
中央大学文学部教授
かるたで有名な『百人一首』は、古典の中でも私たちになじみ深い作品
のひとつです。鎌倉時代初期に成立して後、今日に至るまで広く流布した
のにはさまざまな理由がありますが、歌そのものの魅力ばかりでなく、そ
れぞれの歌に付された注釈のちからによるところも大きいでしょう。
この講座では、
『百人一首』を一首につき 1 回半程度かけて味読してい
きます。現代の解釈・鑑賞だけではなく、室町時代初期から江戸時代にか
けて付されたさまざまな注釈を手がかりに、一首の解釈がどのように変化
してきたのかについても見ていきます。また、歌や作者にまつわるエピソー
ドなどにもふれます。すでに 90 首近くの歌について(歌順ごとではあり
ません)
、ご一緒にゆっくり深く読んできました。
毛筆のくずし字にも親しめるように、講座では扱う歌のくずし字もご一緒に
読みます。さらに毛筆ペンを用いてのくずし字の透写(室町期の写本の文字
をなぞります)もおこないます。テキストは適宜プリントを配布します。
最終回には『百人一首』のかるた取りを催せればと思います。
東京大学大学院人文社会系研究科日本
春期: 百人一首について
67 番 周防内侍
文化研究専攻修了。同博士(文学)。東
70 番 良暹法師
76 番 法性寺入道前関白太政大臣…
京大学国文学研究室助手、中央大学文
秋期: 百人一首について
78 番 源兼昌
学部専任講師、准教授を経て現職。第
82 番 道因法師
83 番 皇太后宮大夫俊成
31 回財団法人日本古典文学会賞受賞。
84 番 藤原清輔朝臣…
(※予定です)
主な論著『後鳥羽院』(コレクション日
本歌人選、笠間書院)、『後鳥羽院とそ
対象
どなたでもご参加いただけます。
の時代』(笠間書院)、
『西行全歌集』(共
テキスト レジュメを配布します。
著、岩波文庫)など。
持ち物
金曜日
11:00∼12:30
春期 6 回
4 / 26、5 / 10、
5 / 24、6 / 7、
6 / 21、7 / 5
◆受講料(税込)17,160円
秋期 6 回
9 / 27、10 / 11、
10 / 25、11 / 8、
11 / 22、12 / 6
◆受講料(税込)17,160円
筆ペンをお持ちください。
◆定員:30 名
『平家物語』の世界を遊ぶ −巻八から巻九を読む−
し みず
清水
ゆ
み
こ
由美子
中央大学文学部兼任講師
東京大学大学院人文社会系研究科日本
文化研究専攻修了。同博士(文学)。中
央大学、清泉女子大学、成蹊大学等兼
任講師。主な論著『平家物語を繙く』(単
著)、『校訂延慶本平家物語 十二』(共
著)、
『日本の古典を見る 平家物語』(共
著)、『平家物語を歩く』(共著)など。
〈駿河台〉講座コード 12211
『平家物語』の世界を遊ぶ −巻八から巻九を読む−
木曜日
読みやすいようにルビを施した原文で『平家物語』を皆さんで音読し、リズミカ
11:00∼12:30
ルで美しい文章を味わいつつ、背景となる歴史的な出来事や状況が分かる史料や、
絵画資料などを多くご紹介し、物語の世界を深く理解していただけるように説明い
たします。日本人にはなじみの深い『平家物語』ですが、原文で味わうとまた格別
春期 7 回
な魅力があります。今年度はいよいよ、平家を追い出して都に入った木曽義仲が滅
亡に向かう巻八から、その義仲が義経らによって最期を迎える所から始まり、義経 4 / 25、5 / 9、5 / 23、
の一の谷の戦いへと進んでいく巻九へと進めて参ります。滅びへ向かう平家の人々
6 / 6、6 / 20、7 / 4、
や義仲の姿と、勝利へと駆け上がる義経らの姿が交差する緊迫感溢れる場面が続き
7 / 18
ます。ご一緒に『平家物語』の世界を楽しんでみませんか。
以下のような内容を予定しています。
春期 巻八 「山門御幸」「緒環」「太宰府落ち」「征夷将軍院宣」「猫間」
「水島合戦」「瀬尾最期」
秋期 巻八 「鼓判官」「法住寺合戦」
巻九 「生ずきの沙汰」「宇治川先陣」「河原合戦」「木曽最期」
冬期 巻九 「三草勢揃」「三草合戦」「老馬」
対象
どなたでもご参加いただけます。
テキスト
適宜資料を配布します。
◆定員:30 名
29
◆受講料(税込)19,690円
秋期 6 回
9/12、9/26、10/10、
10/24、11/7、11/21
◆受講料(税込)17,160円
冬期 3 回
2025 年
1 / 16、1 / 30、2 / 13
◆受講料(税込)9,570円
総合講座/駿河台キャンパス
『百人一首』を味読する
金曜日
14:30∼16:00
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